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フットボール座談会[EX. 1st] ~A代表へは急がば回れ~

2016.12.26

■A代表の話題に移ると思いきや……?今年もKが散らかす!

Z:Jリーグは一旦ここまでにして、A代表の話をしましょうか。

S:今年は始まり(W杯アジア最終予選)が負けスタートだったんであんまりポジティブな感じではなかったですよね。

J:いま折り返しだから、本当にここからどうなるかですね。

K:じゃあ、来年は1ステージ制に戻って……。

J:あ、Jリーグですね?(笑)

S:A代表の話って言った矢先に!

K:(ツッコミを無視して)単純に強いチームが優勝するっていう……。

J:シンプルにはなりますよね。年間で1番勝ち点を稼いだチームが優勝という。今年だったら浦和が優勝になります。

K:シンプルですね。

J:まぁ、誰もが納得する形にはなると思うんです。シーズン制とかは元のレギュレーションに戻るんですけど、放映権もDAZNに移行 ※注1 することにより、視聴できる環境も変わるっていうことで、どうなるかは注目ですね。大型の放映権料契約っていうところで言うと、来年は優勝賞金が10何億円っていう金額になるとも言われているんですよね。今年は1億円ですから、今年優勝するより、来年優勝した方が得られる金額が遥かに大きい。

K:うわ!

J:浦和が来年優勝したら、100億円クラブになる可能性もあります。 ※注2

S & Z:あー…

J:そうなるとACL ※注3 との兼ね合いも変わってきそうです。

S:リーグ戦を優先するチームが増えそうですね。

Z:無料だからTVでJリーグを観るというユーザーも多いでしょうから、どうなっていくか。日本以外のアジアでJリーグの人気が高いという話もありますよね?

J:DAZNはもちろんそこもターゲットにしているとは思います。10年2100億円の契約と言われていますけど、1年で考えると約200億円ですからね。

Z:他の利益で赤字を補てんできるからコンテンツとして保持しておきたいとかでない限りは、最初は赤字でもトータルでは利益が出ると考えてるってことですもんね。

J ソフトバンクのようにキャリアを持っているならそのやり方もわかるんですけどね。スポナビライブとかはソフトバンクユーザーを増やしたいっていう意図もあるでしょうし、auがA代表のサポーティングカンパニーになったのも狙いは同じですよね。

K:なるほど。

Z:A代表というのは大きなコンテンツですよね。Jリーグは観なくても、A代表は観るというユーザーは多いと思います。

J:ということで、A代表の話をします?(一同爆笑)

Z:だいぶ回り道を……(苦笑)

K:すみませんでした!!!(土下座)

※注1…DAZNは世界最大級のデジタル・スポーツコンテンツ&メディア企業であるPerform Groupによって提供されるライブストリーミングサービス。2017シーズンから、JリーグはDAZNで全試合生中継し、有料ライブ放映はDAZNのみの放映になると発表した。Jリーグに支払われる放映権料は10年で2100億円と言われている。
※注2…2015年シーズンの浦和の営業収入は60.88億円。
※注3…AFCチャンピオンズリーグのこと。アジアサッカー連盟(AFC)主催のクラブチームによる大陸選手権大会。優勝したクラブには同年度のFIFAクラブワールドカップへの出場権が与えられる。

■W杯アジア最終予選で感じた若い世代の押し上げ。日本人の柔軟性をサッカーにも

J:年内最後のサウジアラビア戦でやっと世代交代が進んだというか、次の世代が押し上げてきた感じはしました。いい代謝が起こりそうというか。本田圭祐選手や香川真司選手は調子が悪くても試合に出られるみたいな状況もあったわけじゃないですか。多少サッカーを観ている人なら先発メンバーを知らなくても当てられちゃうっていう。あの時期から考えると誰が出るのかわからないような状況になったことは、健全な感じがします。

S:そうですね。近々で言うと、香川選手が外れて、清武弘嗣選手がフィットしてっていうことがありましたね。新鮮味もあったし、結果も出たし“楽しみだな”っていう気持ちは出てきました。

J:チーム内での競争だけで考えるとそうなりますよね。結果を出していくとなるとまた別の考え方もしなくてはいけませんし。

Z:そうですね。

J:個人的にはハリルホジッチ監督がやっていることは嫌いではないですけど、発言にブレがあるというか、トゲがあるというか。別に相手によって戦い方を変えるのは良いと思うんです。なぜかと言うと日本は決して強豪国ではないから。自分たちが弱いということを認めた上で、相手によって勝つ方法をいかに探していくかっていうことが大事だと思うんですよ。鹿島の戦い方じゃないですけど。南アフリカW杯でベスト16に行ったことで、みんな日本が強いものだと思い込んでしまった。日本人って極端なんですよね。トップオブトップしか見ないというか。バルセロナになりたくなっちゃうみたいな。

Z:できることとやりたいことには差があると。

J:まさにそうで、世界的に見てもバルセロナやスペイン代表のようなサッカーをやっているチームは、正直その2チームしかないじゃないですか。

Z:最終的にそこに行くにしても、そこに行くまでの過程やステップも必要だと。

J:ヨーロッパの強豪ドイツにしても自分たちの強みを活かすにはどうしたらいいかってことを突き詰めた結果、ボールを奪ってからいかに早くゴールに迫るかっていう方法を見つけたわけだし、ヨーロッパでは多くのチームがカウンターに活路を見出していたりする。

S:カウンターの形に違いはあったりしますけど、基本はそうですよね。

J:去年レスターがプレミアリーグで優勝しましたけど、ハードワークしてカウンターというスタイルでもあった。それが美しいかと言われると美しくはないですけど、世界中の人たちがあれだけ歓喜したし、話題になったことも考えると勝つことが大事だというのも事実なわけです。

Z:サッカーの内容を求めるのか、勝つためのサッカーを求めるのかという選択ですね。内容のあるサッカーで勝つのがベストなんだとは思いますが。

J:日本が勝てることが当たり前になってきたら、内容を求めてもいいのかなとは思います。

Z:今やアジア予選は突破して当たり前みたいになってますもんね。

J:選手が「W杯で優勝したい」って言うのはいいと思うんです。やるからには勝ちたいでしょうし。でも、日本はまだグループリーグで敗退することもあれば、たまたま勝ち抜けることもあるというのが現状ですから。3~4大会続けてベスト16以上に進むのが当たり前になってから、優勝ということを考えるのでもいいのかなとは思います。そういう順序があるというか。

S:そうですね。

J:戦い方が付け焼刃にならないように、武器を2つ持っておくじゃないですけど、引いてカウンターもできるし、ポゼッションサッカーもできるといった柔軟性を持つことは日本人ならできると思うんですよね。

Z:どちらもできるのが自分たちのサッカーだと。

J:守ってカウンターという形が当たり前になってくると、10年後とかには1対1の勝負がめちゃくちゃ強い子どもとかが出てくるかもしれませんしね。

S:そこですよね。デュエルとか言うわりには1対1で勝ててなかったりしますし。海外だったら、スピードで抜いたり、観ている側としてはそこを観たいっていうところもあるので。そういう点では、個人としてはまだまだな部分もありますよね。

J:前は日本人の特性のアジリティを活かしてって言ってましたけど、今度は170cmの日本人が190cmの外国人にデュエルで勝たなきゃみたいな発言のブレもありますよね。

Z:下の年代と連動して、長いスパンのビジョンを持ってやっていくっていうことも必要だと思います。

S:トルシエ監督の時はそういうこともやってましたよね。五輪代表とA代表兼任で。

J:1個の太い幹があって、それを軸にしながらやっていく。ただ、サッカーには流行もあるので、それに合わせて枝葉をたくさん出していくようなイメージがいいかもしれません。

S:昔はそんなに色々考えてなかった気もするんですよね。その時調子いい選手を集めていたというか。

K:そういうものだと思ってました。

S:野球はその時調子がいい選手を呼んで大会に挑むみたいなところもあると思うんですけど、サッカーは基礎能力だったり、戦術に合っていたりっていうことでメンバーを集めるので、調子がよくなくても能力が高いっていう期待値で使い続けたりすることも多いですよね。

Z:だから(Jリーグ)得点王がA代表に呼ばれなかったりすることもあります。

J:(戦術に)合わないからってことなんですよね。最近だと大迫勇也選手、原口元気選手あたりはいいですよね。

S:いま結果を出してる2人ですね!

K:W杯は再来年でしたっけ?

J:そうですね。2018年です。

S:来年まで最終予選を戦います。

Z 最終予選を戦ったメンバーが本戦にいない可能性もあるんですよね。活きのいい若手も出てきてほしいです!!

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