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|とにかく試合に出場したいと思い決断した移籍

プロ3年目で出場機会を大きく伸ばし、所属するサンフレッチェ広島としてもJ1初優勝という結果を残せたことで、石川大徳は希望に満ち溢れていた。ところが2013年シーズンに向けて始動すると、すぐにアクシデントに見舞われた。

「自主練のときに足首を捻挫してしまったんですよね。その痛みがなかなか引かなくて、キャンプ中も取れなかったんです。ただ、それでもゼロックススーパーカップ、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)、それと浦和レッズとのJ1開幕戦では先発させてもらえたんですけど、明らかにコンディション不良で、その浦和戦を機にスタメンから外されたんです。自分でも仕方がないって思えるくらい、その3試合のパフォーマンスは最悪で。なんか、1本ダッシュするだけでも足が吊りそうな感覚だったんですよね」

浦和戦を機に、明らかに出場機会は減っていった。ミキッチが体調を崩し、再び先発のチャンスが巡ってきたが、そのタイミングで肉離れを起こして自身も戦線を離脱するなど、「負の連鎖」が重なった。

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|初優勝した2012年に森保監督から言われた忘れられない言葉

石川大徳のもとに森保一監督が歩み寄ると、こう声を掛けられた。

「何でノリ(石川)のことを起用しているか分かる?」

それは2012年シーズンも半ばを過ぎたころだった。森保監督からの突然の問いかけに驚いた石川は、正直に「分からないです」と答えた。すると指揮官は自らその理由を説明してくれた。

「ミカ(ミキッチ)より、今のノリのほうが(パフォーマンスが)いいからだよ。ミカにも、そう伝えて納得してもらっている」

それまで途中出場の多かった石川は、右ウイングバックのポジションを競うミキッチが負傷したことで、先発出場するチャンスを得ていた。その年のJ1初先発となった7月14日の川崎フロンターレ戦では、前半19分にプロ初アシストを記録。そこからスタメンに名を連ねるようになった石川は、ミキッチがケガから復帰してもなお、先発する機会を与えられていたのである。だからこそ、指揮官の言葉が素直に胸に響いた。

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int_kazuyuki_2x ワールドカップによる中断が明けJ1が再開されると、サンフレッチェ広島は躓いた。チームは思うように勝ち星を重ねられず、J1連覇を達成した2012年、2013年と比べれば、自分たちの特徴の1つでもあった堅守すら崩壊しかかっていた。
 チームの全員が危機感を抱いていたであろうが、そこで動いたのが森﨑和幸だった。彼は自分ではないと謙遜するが、そこで彼が行動しなければ、チームが再び同じ方向を向き、まとまることはなかったかもしれない。チームの雰囲気、空気を敏感に感じることができるからこそ、危機を感じたときにはアクションを起こす。
 それはサンフレッチェ広島在籍15年間で、2度の降格、そして優勝と、酸いも甘いもすべてを経験してきたからに他ならない。
 どのチームにも避けられないことではあるが、今、サンフレッチェ広島も世代交代が叫ばれている。だが、試合全体を見ることができ、流れを読むことのできる選手はそういない。また、チーム全体を考え、自己を犠牲にしてチームのためにプレーし、行動できる選手もそう多くはない。
 彼が背負っている責任、見えている世界、そしてその思いを聞けば聞くほど、彼からポジションを奪うのは容易いではなさそうだ。

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