[2015年シーズン成績]J1年間順位11位 9勝13分12敗37得点54失点
一時は欧州でも名将として知られるフェリックス・マガトの監督就任のニュースが流れた鳥栖だが、鬼軍曹で知られる彼に振られると、昨シーズンまでFC東京を率いていたマッシモ・フィッカデンティ監督の招聘に成功して、何とか体制は落ち着いた。昨シーズンは、リーグワースト3位となる54失点を喫した拙い守備により、成績が伸び悩んだだけに、堅守で知られるフィッカデンティ監督の就任は、ウィークポイントの克服につながると見ていいだろう。
フィッカデンティ監督が鳥栖でも目指すのは、FC東京時代と同じく堅守速攻のスタイルである。ボランチも含めた中盤と最終ラインで守備ブロックを形成して、ボールを奪ったら素早くゴールに迫る、まさに堅守速攻が戦術となる。手数をかけずにゴールを奪う攻撃は効率的で、人数を割く守備は強固である。攻撃はスピードがものを言うが、その面では昨シーズンの主力だった水沼宏太と藤田直之が移籍したのは痛手であろう。代わりに大宮からFW富山貴光とC大阪からMF楠神順平を獲得して戦力を整えてはいるが、昨シーズンからのベースアップになっているとは言い難い。
エースであるFW豊田陽平がチームに残留したのは大きいが、堅守速攻のサッカーにおいて、彼をどう活かすかも課題である。また、将来が期待されるMF鎌田大地がシーズンを通して安定したプレーを見せられるかも、得点というテーマにおいてはポイントとなる。FC東京がそうであったように、フィッカデンティ監督が指導するチームは、間違いなく守備が強固にはなる。それだけに大崩れすることはないだろうが、その分、攻撃力、得点力という点をいかに克服するかが勝敗を左右する。今シーズンも大黒柱である豊田にかかる重圧はより大きくなる。エースが爆発できる状況であり、戦術が確立できれば飛躍も可能だが、彼が活きないようであれば、チームは苦しむことになる。
[移籍IN&OUT]
>IN
辻周吾(千葉U-18)、牲川歩見(磐田)、藤田優人(柏)、富山貴光(大宮)、楠神順平(C大阪)、中美慶哉(栃木)、三丸拡(筑波大学)
>OUT
奥田達朗(磐田)、水沼宏太(FC東京)、田村亮介(京都)、藤田直之、(神戸)、藤嶋栄介(千葉)、山﨑凌吾(徳島)、菅沼実(未定)、笹原脩平(未定)













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