SOCCER PUSH UP! powerd by a-ticketSOCCER PUSH UP! powerd by a-ticket

鹿島対川崎の激突……結果はCSをも占う一戦になる[PICK UP MATCH]

2016.10.28

pick2016_2_16|1stステージ覇者・鹿島が、CS出場を決めている川崎を迎え撃つ

J1リーグも今節を含めて残り2試合。2ndステージの行方は、今節、浦和が磐田に引き分け以上の結果を残せば優勝が決まる(川崎が引き分けか負けでも浦和の優勝が決定)。2ndステージ第15節を終えた時点の状況を見れば、年間1位の浦和がJリーグチャンピオンシップ(CS)の決勝で待ち構える形となり、準決勝は年間2位の川崎と1stステージ覇者の鹿島が対戦することになりそうだ。まさにCS準決勝の前哨戦とも言える直接対決が行われる。

1stステージで優勝を飾った鹿島だが、現在2連敗中で、2ndステージだけを見れば6勝2分7敗の10位と、大きく調子を落としている。その理由のひとつは、石井正忠監督の体調不良による一時離脱や、遠藤康らをはじめとする主力が相次いでケガにより離脱するというチーム状況があった。

ただ、その遠藤が復帰した前節のFC東京戦も1−2で敗戦。遠藤やファブリシオといった攻撃陣は起爆剤となることができなかった。加えて、エースの金崎夢生も直近10試合で1得点と、思うようにゴールが奪えなくなり、チームとしても1stステージ序盤に見られた、手堅さやしたたかさ、さらには威圧感が薄れてしまっている。

一方の川崎も連敗こそないものの、2ndステージ第12節の大宮戦に2−3,第14節の神戸戦にも0−3で完敗するなど、安定していない。その結果、年間1位の座を浦和に明け渡し、2ndステージ優勝の可能性も、自らの敗戦により遠のく形になってしまった。それでも前節は、広島を相手に森谷賢太郎がスーパーなミドルシュートを決め、ケガから復帰した中村憲剛がダメ押しとなる追加点を決めると、2−0で勝利した。すでに風間八宏監督の今シーズン限りでの退任が発表され、チームには今年こそタイトルをという雰囲気が生まれている。

そうした状況を鑑みると、鹿島より川崎にやや分があると言えるだろう。

|脅威を植え付けるのは川崎のパスワークか、鹿島の速攻か

その両者の対戦は、川崎の大久保嘉人、小林悠、中村憲剛らが織り成す攻撃を、鹿島の昌子源、ファン・ソッコといったCBを中心にする守備陣がどれだけ抑えられるかがポイントとなる。川崎はサイドを起点にしつつも、最終的には中央でパスをつないで、ゴールを陥れようとしてくるのに対して、永木亮太や柴崎岳、もしくは小笠原満男のボランチが、早々に食い止めることができるか。また、川崎は中村以外に大島僚太もラストパスを供給できるだけに、中央に入ってきたボールを、早々に鹿島の両ボランチが潰せるかにある。そこをかいくぐられれば、失点する傾向の高くなっている鹿島守備陣だけに、先制点を許すことになりかねない。

また、サイドの攻防では、川崎の右WBを担うエウシーニョと、鹿島の左SBを務める山本脩斗のマッチアップも見どころとなる。前者はオーバーラップから、後者はセットプレーから得点を決める力のある選手だが、どちらが主導権を握り、相手の特徴を消し去るのか。試合の展開を大きく左右するだけに、見どころだ。

いずれにせよ、川崎はサイドを突破してもクロスではなく、中央でのパスワークによって仕留めようとしてくるはずだ。鹿島は高い位置で奪って金崎、赤﨑秀平、もしくは土居聖真やファブリシオに素早くつないでカウンターを仕掛けられるかにある。

何より川崎には1stステージ優勝を、最後の最後で鹿島にさらわれたという苦い記憶も残っている。また、これまでの歴史を振り返ってみても、タイトルを目指す過程でいつも立ちはだかってきたのは鹿島だけに、ここで勝利をして、CSに弾みをつけたいところだ。

一方の鹿島にも、このままの状況でCSを迎えたくないという強い思いがあるはずだ。ケガ人も戻ってきているだけに、徐々に選手たちのコンディションやコンビネーションも上がっているはずである。加えて、CSで再び対戦する可能性があるならば、力の差を見せつけようとするのが、常勝軍団と言われたときの鹿島でもあったはずだ。

CSで再び対戦する可能性のある両者……今回の一戦で、相手に脅威を植え付けるのは鹿島か、川崎か。

(文・原田大輔)

PAGE TOP
  • INDEX

NEW ENTRYNEW ENTRY

NEWSNEWS

PICK UP MATCHPICK UP MATCH

COLUMNCOLUMN

WORLD FOOTBALL COLUMNWORLD FOOTBALL COLUMN

INTERVIEWINTERVIEW

PREVIEW OF SPECIAL MATCHPREVIEW OF SPECIAL MATCH

【固定】twitter
【W杯予選】狙い通りの完璧な勝利で、日本代表が6大会連続W杯出場決める!
国内実績十分の“助っ人”たちの活躍が光るJリーグ[COLUMN]
【W杯予選】久保の活躍でタイに大勝も、露呈した課題
ストライカーの活躍はチームの成績と比例する[COLUMN]
【石川大徳】後編「ケガで苦しんでいる選手たちのサポートがしたい」
広島を支えた佐藤寿人と森﨑浩司が最後の試合で見せた姿勢[COLUMN]
広島・森崎浩司が現役引退を決意したきっかけと思い広島・森崎浩司が現役引退を決意したきっかけと思い
【関根貴大】仕掛け続けるサイドアタッカー。ボールに執着する姿は子犬のよう【PLAYER’S FILE vol.07】
【中町公祐】ピッチ内では泥臭く、ピッチ外では爽やかなボランチ【PLAYER’S FILE vol.06】
【伊東純也】抜群のスピードでピッチを駆け抜ける“IJ”【PLAYER’S FILE vol.05】
【江坂任】物腰の柔らかい紳士だがプレーは泥臭い「王子」【PLAYER’S FILE vol.04】

PICK UP MATCHPICK UP MATCH

RSS