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World Cup BRAZIL 2014 PREVIEW[2014.07.06]

2014.07.05

0706[準々決勝]アルゼンチン×ベルギー
|ベルギーは組織力でメッシを封じるか?

 ともに延長戦を制してベスト8に駒を進めてきたアルゼンチンとベルギーだが、両チームが相対したとき、個対組織の色合いが濃くなるだろう。
 リオネル・メッシが生きるチームとしてアンヘル・ディ・マリアやゴンサロ・イグアインといった選手たちを揃えてきたアルゼンチンだが、グループステージ3試合とラウンド16の戦いを見る限り、やはり個で戦っている印象が強い。スイスとの一戦も、引いて守りを固める相手をパスワークで崩すことができず、結果的には延長戦でメッシのドリブルによって切り裂き、ディ・マリアがそれを仕留めるという展開だった。
 一方のベルギーは、エデン・アザール、ケヴィン・デ・ブルイネといった個で魅せられる選手もいるが、マルク・ヴィルモッツ監督が築き上げたチームは、チームとして戦う姿勢を打ち出している。前述した22歳のデ・ブルイネ、23歳のアザール、19歳のアドナン・ヤヌザイといった若手だけでなく、DFラインには28歳のヴァンサン・コンパニー、36歳のダニエル・ファン・ブイテンが構えており、チームのバランスは非常にいい。
 アルゼンチン戦では、そのコンパニー、ファン・ブイテンらDF陣がいかに組織的な守備を徹底し、アルゼンチンの個を殺すかが試合の焦点となるだろう。アルゼンチンはそうした状況のときに、今度はどんな手を使って相手ゴールをこじ開けるようとするのか。メッシへのマークが厳しいのは大会が始まる前から想定できたこと。彼に頼ることなく、エセキエル・ラベッシやディ・マリアが起点となり、ゴール前を突破することができるのか。
 また、大会前は杜撰な守備が懸念されていたアルゼンチンだが、ハビエル・マスチェラーノの存在によって、彼らは強固さも身につけている。スイス戦でも攻撃の芽をことごとく潰していたマスチェラーノの貢献度は計り知れない。対峙するベルギーとしては、いかに彼から逃げて攻撃の糸口を作り出すかが勝負となる。

[準々決勝]オランダ×コスタリカ
|カウンターに活路を見出す両者の攻防

 ダークホースの快進撃はどこまで続くのか。コスタリカは、死のグループといわれたグループDでイングランド、イタリアを蹴落としただけでなく、ウルグアイよりも上の1位通過を果たした。さらに決勝トーナメント1回戦でも、ギリシャとの激闘を制してPK戦により駒を進めた。ただし、ギリシャ戦では退場者を出し、一人少ない状況で戦ってきたため、準々決勝までにどの程度、選手たちが回復しているかが懸念される。さらに不動の右SBとしてプレーしてきたオスカル・ドゥアルテがこの試合では出場停止となる。堅守速攻を支える一人として活躍していたドゥアルテの不在は、カウンターを狙ってくるオランダを相手にどう影響するか、始まってみなければ未知数と言えるだろう。
 3-5-2システムだけでなく、時間帯や状況によって様々な戦い方を選択できるオランダは、メキシコに勝利して勝ち進んできた。ただし、メキシコ戦では相手の前線からのプレスに苦しみ、いいところがなく、勝利したのはクラース・ヤン・フンテラール投入後にパワープレーに出た結果だ。1点のビハインドながら、88分とアディショナルタイムで追いつき、逆転に成功したメンタリティーは賞賛するところだが、決勝点はロッベンがエリア内で相手のファウルを誘ったものだった。それで得たPKを自身が決め、これが決勝点となったが、ダイビングとも取れるこの行為は大きな物議を醸し出した。
 オランダ、コスタリカともにカウンターを得意とするチームである。その中でも、特にコスタリカは引いて守りを固めてくるだろう。そうしたとき、ここまでリアクションサッカーによって相手を出し抜いてきたオランダはどう出るのか。逆にコスタリカは攻めに転じ、そこをかっ攫われたときにはロッベンとロビン・ファン・ペルシーのスピードを警戒しなければならない。
 ファイナリストとなった前回大会以上に強いインパクトを残しているオレンジ軍団が、初の戴冠を果たせるかどうかは、この試合が肝となるだろう。今までとは異なり、守備的に来る相手をどう崩すのか。数々の策によって試合を制してきたルイス・ファン・ハール監督のお手並み拝見といこうではないか。

(文:原田大輔)


準々決勝
アルゼンチン×ベルギー ▶ 7/6(日)1:00 NHK総合
オランダ×コスタリカ ▶ 7/6(日)5:00 TBS系

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