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UEFAチャンピオンズリーグラウンド16組み合わせ決定

2013.12.17

vierのコピー|いよいよ強豪同士が激突するCLラウンド16

 12月16日、UEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)のラウンド16の組み合わせが決定した。抽選会には、今シーズンの決勝の会場がリスボン(エスタディオ・ダ・ルス)とあって、元ポルトガル代表のルイス・フィーゴがゲストとして登壇。彼を含む関係者が抽選を行い、ラウンド16の対戦カードが決まった。

 グループステージを振り返れば、強豪がその名の通り、順当に勝ち上がってきたシーズンと言えるだろう。強いて波乱を探せば、イタリア国内では最強の名をほしいままにするユベントスが、国内同様、負けないが勝ちきれない試合運びでガラタサライにラウンド16への切符を譲ったことだろうか。昨シーズンはグループステージで涙を流したチェルシーやマンチェスター・シティも駒を進めており、実力が伯仲していたグループFでも経験のあるドルトムントとアーセナルがナポリとマルセイユを凌駕した。

 ラウンド16の組み合わせが決まると、CLもいよいよと気持ちが高ぶる。
 UEFAの会長を務めるミシェル・プラティニの改革により、強豪国以外のリーグチャンピオンにも本大会出場の可能性が広がった。結果、グループステージ内において実力差があり、エンターテイメント性は若干ながら失われつつある。かつてはマンチェスター・ユナイテッドがグループステージで敗退するなど、多少なりの波乱が起こる緊張感があったが、特に今シーズンに限っては、いわゆる“死の組”と言われるグループもなく、プレミアリーグで大不振に陥っているマンチェスター・UもセリエAの中位をさまようミランも勝ち上がった。その顔ぶれは、オールスターのような強豪クラブばかりであり、その強豪同士が相まみえるラウンド16からが、いよいよCL本番という興奮と緊張を覚える。
 そして、抽選結果を受け、思わず「ここで当たるか」という溜息がこぼれてしまう組み合わせが実現した。

arceのコピー|国内で好調のバイエルンとアーセナルが再戦

 その筆頭はやはり、バイエルン・ミュンヘン対アーセナルの一戦であろう。
 昨シーズンの覇者であるバイエルンは、ユップ・ハインケスが勇退し、ペップ・グアルディオラが率いるようになった今シーズンも強さを誇示している。ブンデスリーガでは16試合を終えて、14勝2分の無敗をキープ。当然ながら首位である。CLグループステージでも5勝1敗と、CSKAモスクワやヴィクトリア・プルゼンに格の違いを示した。
 リーグ戦16試合で失点8、1試合平均0.5点という強固な守備もさることながら、今シーズンのバイエルンは攻撃力に磨きがかかっている。1試合3得点は当たり前、はまれば12月7日(第15節)のブレーメン戦のように7-0という大量点を奪える力がある。1トップを担うマリオ・マンジュキッチを中心に、アリエン・ロッベン、トニ・クロース、トーマス・ミュラー、さらにフランク・リベリーと、2列目からの得点力も増加しており、昨シーズン以上の優勝候補に挙げられている。

 そのバイエルンと対戦するアーセナルもプレミアリーグでは近年稀に見る好調を維持している。夏の移籍期限ぎりぎりで獲得したメスト・エジルの加入により、ティエリー・アンリやロベール・ピレスらが在籍していた当時を彷彿させるアタッキングサッカーが復活した。得点源を担うFWオリビエ・ジルーも覚醒しており、帰ってきたマチュー・フラミニも安定感を示している。今シーズンのアーセナルはかつてないほどの期待感を抱かせている。
 その両者が昨シーズンに続き、ラウンド16で対戦するのだ。
 昨季もラウンド16で対戦した両者は、アーセナルホームの第1戦を1-3、バイエルンホームの第2戦を0-2で終え、2試合合計3-3の結果、アウェイゴールでバイエルンが勝ち抜けた。今季も同ラウンドでの対決とあって、アーセナルはリベンジを誓っているはず。バイエルンのグアルディオラ監督は2試合でどのようなプランを組み、アーセナルを封じるのであろうか。

|躍進するA・マドリーにミランは劣勢か?

 また、唯一のイタリア勢となったミランはアトレティコ・マドリーと対戦する。長く二強時代の続くスペインにおいて、彼らに割って入ろうとしているA・マドリーは、今シーズンも好調を維持して(第16節終了時点で)2位につけている。昨シーズン躍進の立役者ラダメル・ファルカオが抜けた今シーズンもチーム力を継続している背景には、ディエゴ・シメオネ監督の指導力がある。グループステージを5勝1分の無敗で通過した実力は本物だ。
 イタリアの期待を背負うミランは、本田圭佑を冬の移籍市場で獲得することを発表したとはいえ、リーグ戦でも11位(第16節時点)に低迷するなど、マリオ・バロテッリやリッカルド・モントリーボらネームバリューのある選手はいるが、チームとして噛み合っていない印象。特に勝ちきれない試合が多いだけに、地力で優るのは、現時点ではA・マドリーであろう。
 他にもガラタサライ対チェルシーの一戦も興味深い。ガラタサライにはかつてチェルシーのエースとして君臨したディディエ・ドログバがいる。指揮官が再びジョゼ・モウリーニョとなったチェルシーは、ユベントスに競り勝ちラウンド16への切符を手にしたガラタサライとどう相まみえるのか。特にガラタサライのホームは独特の雰囲気があり、チェルシーにとって結果を出すのは容易ではない。スペシャル・ワン改め、オンリー・ワンとなったモウリーニョは、かつての教え子をどう抑え込むのか。
 また、シャルケ対レアル・マドリーもある。シャルケにおいてもチームの中心となっている内田篤人が対峙するのは、あのクリスチャーノ・ロナウドである。彼の突破を内田は封じることができるのか。ただ単にマッチアップするというだけでなく、この攻防は試合の勝敗を握っているだけに、内田の守備面での貢献度が期待される。
 2014年ブラジル・ワールドカップの組み合わせが決まり、世間は早くも来夏へ気持ちが向かっているが、CLのラウンド16以降は、“はずれ”のない試合が続く。ラウンド16の第1戦は2月18日からミッドウィークに2週に分けて行われる。いよいよ、リスボンの地を目指す、本格的な戦いがスタートする。

〈文:原田大輔〉

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【2013-14UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16】

第1戦(2014.2.19) 第2戦(2014.3.11)
アーセナル(ENG) VS バイエルン(GER)
ミラン(ITA) VS アトレティコ・マドリー(ESP)

第1戦(2014.2.26) 第2戦(2014.3.18)
ガラタサライ(TUR) VS チェルシー(ENG)
シャルケ(GER) VS レアル・マドリード(ESP)

第1戦(2014.2.25) 第2戦(2014.3.19)
オリンピアコス(GRE) VS マンチェスター・U(ENG)
ゼニト(RUS) VS ドルトムント(GER)

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